移動平均(終値)(いどうへいきん:おわりね)

集計期間の終値の平均値のことで、一般的に集計期間には5日、25日、50日、75日など5の倍数が多く用いられます。

時系列データから個別銘柄の動き等を判断する際に、株価の変動が激しく動向がつかみづらい場合があります。こういった際に移動平均が便利で、データの平均値を連続的に求めることにより「株価の全体的な変化の傾向を解析する」ことができます。

また、5日移動平均線や25日移動平均線、75日移動平均線など多くの投資家に見られている指標は
・株価が移動平均線よりも上にある場合には下値サポート
・株価が移動平均線よりも下にある場合には上値抵抗
になるとも言われ、システムトレード戦略では押し目系戦略や戻り売り戦略などで多く用いられます。

また、2本の移動平均のクロスは売買を判断する箇所の1つであり、
・短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜ければ買い(ゴールデンクロス)
・短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜ければ売り(デッドクロス)
と言われています。

該当銘柄のトレンド判別にも便利な指標で、
・移動平均(終値)(25日)が前日よりも大きければその銘柄は上昇傾向にある
・移動平均(終値)(25日)が前日よりも小さければその銘柄は下落傾向にある
といった使い方も可能で、工夫次第で用途が広がります。

数あるテクニカル指標の中でも「最も便利な指標の1つ」といえるかもしれません。

計算方法

移動平均(終値) = 集計期間の終値の合計 ÷ 集計期間の日数

たとえば2012年7月27日の8411みずほフィナンシャルグループの移動平均(終値)(5日)場合、
集計期間の終値の合計が616円、集計期間は5日のため、
616 ÷ 5 = 123.2円
となります。